長男まーくんの進路について、ちょうど去年の今頃、「幼稚園に行かない」という選択をしていました。

現在、年中さんの学年にあたる長男まーくんですが、幼稚園には行かずに自宅育児を継続しています。

さて年長はどうするかな〜。
このまま自宅育児を続けようかどうしようか〜。
と考えつつまーくんの様子を観察していたところ…。
彼自身に、以前にはなかった言動が見受けられるようになってきたんです!
それで、来春から一年間、幼稚園に行ってみようかという話になり、準備を進めているところです。
行くことにした理由は子ども自身の「変化」
幼稚園に行ってみようかという流れになった一番の理由は、まーくん自身に「変化」見られたからでした。
その変化というのは、お友達を求めるようになってきたこと。
まーくんは今まで、子どもと遊ぶよりも大人と話す方が楽しそうでした。
大人は自分に合わせてくれるし、ほめてくれるし、話が通じるし。
おしゃべり達者なまーくんにとっては、大人といる方が居心地が良かったんでしょうね。
何かで知り合った子どもとは遊べば楽しそうにはするものの、そんなに興味を持っていない様子でした。
しかし5歳になった夏あたりから、どうも子ども同士で遊ぶことへの関心度がアップしているようなんです。
相手は、習い事で会う子や親戚の子などの中で、同世代か少し上の子どもたち。
子ども同士の意思疎通に慣れてない上に、やや内弁慶気味なまーくん。
一緒に遊びたい気持ちはあるものの、空回りしたり躊躇してしまったりして、なかなか思うように遊べません。
それでも、諦めてないんです。「渇望のまなざし」で、お友達を見つめています。
何とかして一緒に遊びたいという気持ちが、ひしひしと伝わってきました。
それを見て、そろそろ同世代のお友達との交流も必要なのかなと、考えるようになったんです。
幼稚園に行かず自宅で過ごしてよかった点
ほとんどの子が幼稚園や保育園に行っている中での、自宅育児。
ここまでやってみてよかったと思える点はたくさんあります。
時間に余裕がある
一番大きいのは、やはりこれですよね。
前の日寝るのが遅かったら、少しゆっくり目に起きたっていいんです。
誰にも迷惑はかかりません。
時間がなくて「早くして!」と子どもを急かす場面も、少なくてすみます。

ありますけどね、こっちが勝手にイライラしちゃって、とか。

時間あってもゆうてまうんかーい!
子どもの気持ちにじっくり向き合える
子ども自身が何か納得いかないことがあったり、言葉ではうまく表現できないモヤモヤに支配されてしまってる時。
ぐずぐず泣いたり癇癪を起こしたりしても、その機微にとことんつき合えるんです。
園に行くために早く寝かせなきゃ!ってなると、そうも言ってられないですよね。
明日以降への影響を考えて、多少のことには目をつぶってタスクをこなさなきゃいけなくなると思います。
でも自宅育児だと時間の余裕はあります。多少寝不足になったって、翌日でリカバリー可能です。
本人が納得いくまで向き合うことで、子どもとの間に信頼関係のようなものを築けている…ような気はします。
平日の空いている時に親子で出かけられる
テーマパークもショッピングモールも図書館も、週末より平日の方が空いています。
その空いている時を選んで、ゆったりと利用できるんです。
週間天気予報を見て、お天気がいい時を選んでキャンプに行く、なんてこともできます。
先取り学習ができる
子どもの理解度に合わせて教えられるので、学習したことの修得スピードは早くなります。習得が早ければどんどん新しいことに進めるので、年齢相応以上の内容を教えられます。
まーくんは今、算数・国語は小学校1年生が習う内容をやってるんですが、5歳の間には全て終われそうです。
時間がいっぱいあって、子どものペースに合わせられるのは、自宅育児ならではだなぁと思っています。
余計な人間関係に悩まされない
幼稚園にも保育園にも行っていないとなると、いわゆる「ママ友」という存在ができません。
今住んでいる場所は私の地元ではないんで、もともとの知り合いもいません。
習い事の送迎で知り合う人との関係なんてほんと挨拶と当たり障りのない世間話だけなんで、悩むほどの関係もできません。
人と比べることも、人の目を気にして人に合わせなきゃという意識もほぼ生じないので、ほんと気楽です。人間関係においてはノンストレス。
子どもの成長を余すこと無く見届けられる
昨日できなかったことが今日は突然できるようになるって瞬間、子育てをしているとしょっちゅう出くわします。
トイレでおしっこができるとか、お盆にのせた食器を落とさずに運べるとか、プラレールの線路がつなげるとか、スキップができるようになるとか。
大人からすれば些細なことでも、子どもにとっては大きな成長の一歩ですよね。
その全ての瞬間に立ち会えるって、実はものすごく贅沢なことだと思いました。
自宅育児をしながら気になってきた点
いいところがたくさんある自宅育児とはいえ、なかなか理想通りにはいかないなぁと感じたことも、やはりありました。
同世代と遊ぶ機会がほぼない
近所に子どもがいない地域に住んでいるせいもありますが、他の子どもとの接点をもたせるのが難しいです。
特に年少の学年にあたる4歳以降からは、同世代のお友だちと遊べる機会はぐっと減りました。
児童館やショッピングモールなどのキッズスペースは、平日の日中は赤ちゃんや小さい子ばっかりで、一緒に遊ばせるのも気を遣います。
子どもの一年って、大きいです。
遊び方も動きの大きさも、全然違いますしね。
外で「遊び込む」ことが難しい
長男の場合、2歳下の次男がいるため、公園などに遊びに行っても自由に遊ばせてあげることができませんでした。
子どもと大人一対一なら、本人の気が向くままに遊びにつきあってあげられるんですが、二対一となるとどうしても下の子に合わせることになります。
長男がちょっと難しい遊具に挑戦したいと言っても、次男を置いていくわけにもいかず、「今度お父さんも一緒の時にね」などとガマンをしてもらう場面もしばしば…。
幼稚園や保育園ならこんなことはないんだろうなぁ…とちょっと申し訳ない気持ちになりました。
基本的な運動量が少なくなる
通園という目的がないと、そもそも歩く頻度が下がります。
日常生活にクルマ必須の田舎暮らしのため、歩いてだと行ける場所も限られてきます。
そうなると買い物でも何でもクルマ移動が多くなり、結果子どもたちが一番歩くのはショッピングモールの中とかになる始末…。
散歩や公園といってもお天気や大人の都合で頻繁には行けず、自宅で過ごす時間が多くなってしまいました。
厳しさや甘さの線引きが難しい
まわりと比較しなくていい、人間関係においてノンストレスな生活である反面、比較対象がないことで悩むこともありました。
「子育てに正解はないんだから、よそはよそ!うちはうち!」と割り切ってしまえばいい話ですが…。
我が子への接し方が厳しすぎるかな?とか、逆に甘やかしすぎかな?と思う場面がちょいちょいあります。
まわりと比べすぎてしんどくなることを思えば、自分たちのやり方を貫けるってのは、いいっちゃあいいんですけどね。
核家族である以上、子どもにとって親の基準が絶対になるので、自問自答の毎日です。
さいごに
年長から幼稚園に行くという子はそうそういないみたいですね。
引っ越しとかでもなく、初入園で年長からってパターンはそうそうないみたいで。
年長から幼稚園に通わす、というのはネット上でも賛否両論があるようで、どちらかというと否定的な意見の方が多い…のかな?
否定的な意見ほど書き込まれるの法則かもしれませんが。
でも、同学年の子たちが幼稚園や保育園に通いはじめても自宅育児を継続していたことは、我が家としてはよかったと思っていますし、現時点では何の後悔もありません。
大きな環境の変化になりますし、子どもはもちろんのこと親としてもどうなるのかドキドキです。
来年度からは、幼稚園に通うという要素を追加した上で子どもがどのように成長していくのか、ゆっくりじっくり見守っていこうと思います♪
ではではー。
コメント