我が家の長男まーくんが、今年で4歳。
いわゆる「年少さん」の年です。
でも、まだ幼稚園や保育園には行っていません。
自宅育児を継続中です。
のんびり続けてきた自宅育児4年目にして、この秋、大きな決断の時が訪れました…!
「幼稚園どうするか問題」が発生!
来年度は年中さんの年齢なので、いよいよ「2年保育で幼稚園入れるでしょ?」という空気が押し寄せてきたんです。
去年なら、「まだ幼稚園とかは考えてなくて〜。」と言えば「ああ、じゃあ来年からなのね。」とまわりもすんなり受け入れてくれ、この話もそれ以上広がりませんでした。
10月はちょうど園の見学や説明会のピーク
でも、今年からはそうもいきません。
2年保育で幼稚園に入れるとすれば、この秋が手続きの時なのです。
私が住んでいる地域では、ちょうど10月ごろから公立の幼稚園で園の様子や運動会の見学などが実施されます。
まーくんの習い事で顔を合わせるママさんたちが、幼稚園情報を交換しあっているのが頻繁に聞こえてるようになってきました。
他のママさんの子たちは、うちのまーくんより学年でいうとひとつ下の子がほとんど。
みんな3年保育で入れるために見学に行き、情報収集を重ねておられます。
中には、プレを利用してすでにいくつかの園をまわり、我が子に合うところを探すツワモノまで…!

はぁ…ほんますごいわ…。

お前には無理やな。
こんな田舎なら、みんなもっとのんびり考えてるだろうと勝手に思ってたんですが、そうでもなく。
どうやらのんびり考えてるのは、私だけだったみたいです…。
まわりからの「当然入れるんでしょ?」という圧
同じ年頃の子どもさんを持つママさんたち、実父母、その他親戚、ご近所さん、スーパーでであった見ず知らずのおばさままで。
みーんな顔を合わせると、この時期特に「来年から幼稚園?」とナチュラルに質問してこられます。
そのナチュラルさには、幼稚園に入れないという選択肢はありません。
あくまでも入れるの一択で、公立にするのか、私立にするのか、はたまた保育園その他の機関なのかという質問なのです。
たぶん、聞いてくる側に何の悪気もないですよね。
ごく自然なことを、ごく自然な会話の流れとして聞いただけですが?って感じだと思います。
でもね、まわりのみんなが一斉に同じ質問を同じ調子で聞いてくるって、聞かれた側は結構コワイもんですよ。
ましてや、期待してる答えを持っていない者にとっては。
子どもにとって本当にいい選択って?
世の中にある「当たり前」として、小学校に行く前は幼稚園か保育園に通わせるものという流れがあるのは、重々承知しています。
ただそれが、本当にすべての子どもにとって、家族にとって、ベストな選択なんですかね。
家庭の数だけ方針があるはず
子ども自身の個性は子どもの数だけ違いますし、それぞれの家庭の考え方も各家庭によって違いますよね。
なのに、みんながみんな同じ道を進まなければいけないみたいな空気感に、疑問を感じるんです。
附属の幼稚園に入れて大学まで進める環境を子どもに与えたいとか。
教育に力を入れている園に入れてお稽古ごとも一緒に済ませたいとか。
学区の幼稚園に入れてお友達と一緒に小学校に上がれるようにしてあげたいとか。
0歳から保育園に入れて少しでも早く仕事に復帰したいとか。
いろいろありますよね。
どれが正解とか、どれが優れているとかじゃなく。
それぞれの家庭が、我が子にとって一番いいのはどの道かを考え、家庭の事情や親としての希望なども加味して選んだ道なら、選択肢は星の数ほど出てくるはずです。
英語力と国際感覚を身につけるためにインターナショナルスクールに入れる!とかもあるんだから、個性を伸ばすために家庭で過ごす時間を優先する!ってのも、アリだと思うんですけどね〜。
我が家の方向性は「入れない」
そんな星の数ほどある選択肢のひとつとして、我が家では「幼稚園に入れずに自宅育児を継続する」という方向性を探っています。
でもなかなか、身近でこういった道を選んだ家庭を見つけられません。
ネット上にはチラホラ見かけるんですけどね。
これまた状況が違うから、参考になるようなならないような…。
そしてネット上で、「幼稚園にも保育園にも行かせない」選択をした親は、批判の対象になったり敬遠されたり、なかなかの扱いを受けていらっしゃいます。
親にとって覚悟のいる選択
まわりの目という意味では、その選択をする親にとっても厳しいものがあります。
身近な人にも「えっ!?」て顔されるし、その後は腫れ物にさわるかのような扱いを受けたりするし。

人は自分と違うものは排除したくなるからな…。
変な家庭扱いされるのはある程度予測できるからいいとして。
一番の問題は、子どもの今後にとって「自宅育児を継続する」という選択がどのような影響を与えるかが未知数であることなんです。
全く何の影響もなくその後の人生を送るのか、プラスの影響が出て何らかの才能が開花するのか、マイナスの影響が出て子どもが辛い思いをするのか、全くわかりません。

それって幼稚園に入れる場合も一緒ちゃうの?

うん、そらそうや。でもなぜかそっちはスルーされがちよな。
子育て全般に言えることですが、正解がなく、未来の予測も立たない決断をするという意味で、小さい子どもの進路を決めるというのは親にとって相当覚悟のいることですよね…。
さいごに
子どもはひとりひとり違います。
自分が子どもだった時とは、時代も違います。
過去こうだったああだったなんてことは、参照程度が限界であって、正しい道でも何でもないと思っています。
自分が子どもの時にスマホなんてなかったですしね。
何ならパソコンすら家になかったですし。
子どもを取り巻く環境は違えど、親が子どものベストを目指して悩み決断していることに変わりはないと思います。

子育てに正解なんてないんやし、自分たちの「一番」を考えればいいんや!
と自分を奮い立たせ、「普通」とは違う選択肢を選ぶかどうかに頭を使う毎日です。
またどうするか決まったら、記事にしていきますね!
ではではー。
コメント