里帰りってした方がいいの?しないことのメリット・デメリット

里帰りしない

 

「友達に聞いたら、結構みんな里帰りしたみたい…。」
「里帰りって、するものなの?しなかったらどうなる?」
「うちの実家、里帰りできる状況じゃないんですけど!?」

まわりの先輩ママたちが、みんな当たり前のように里帰りしてたら、里帰りしない選択をすることに不安になりますよね。

 

とはいえ、事情は人それぞれ、家庭それぞれ。
里帰りしないことも、できないこともあるでしょう。

自分たちの子だから親に頼らず自分たちで育てたいとか。
旦那さんを1人にしたくないとか。
実家に新生児と安心して過ごせる場所がないとか。
実家の親が仕事や介護をしているから、サポートが望めないとか。
上の子の生活を変えたくないとか。
そもそも実家に帰るとストレスを感じるとか。

 

理由は何であれ、里帰りしないことはひとつの選択肢であり、里帰りはしないといけないものでは、決してありません。
私個人としては、状況が許すならおすすめしたいぐらいです。

 

私は2回出産を経験しましたが、2回とも里帰りはしませんでした。
退院したら自宅にてすぐに自分たちと赤ちゃんとの生活スタートです。

そうなった経緯は、また別のところでお伝えしますが、結果的には思った通り、いい選択だったとはっきり言えます。

 

里帰りせずに産後すぐ子育てをすることが可能な現代においても、これだけ里帰りが一般的であることかのように言われるのは、なぜなんでしょうね。

 

里帰りは日本ならではの習慣?

 

子どもが産まれると、今までとは全く違う生活がスタートします。
産後で身体は思うように動かないし、日常の家事をこなすことも難しくなります。

これって、世界共通のことですよね。

でも、欧米では出産した翌日に退院して、自宅で普通に子育てしてる。
日本では、産後一週間近く入院して、退院後実家で世話になる「里帰り」が、当たり前のようにそこらじゅうで行われてる。上の子まで引き連れて、旦那さんだけお家に置き去りで。

この違いって、何なんでしょうか。

もちろん、国によって産後のファミリーに対するサポート制度が違うとか、働き方や人生そのものに対する価値観・考え方が違うとか、そもそも民族の違いで身体組織に違いがあるとか、同じ「産後」でひとくくりにして簡単に比較できないのは、もっちろんです。

それをふまえたとしても、日本で今なお里帰りが本当に必要なんでしょうか。

 

昔と今とでは意味合いが違ってきている

そもそも昔の日本では、嫁は一家の「戦力」でした。
家事労働を全て担い、年寄りの世話をし、家業を手伝う。

ところが、子どもが産まれるとそうはいかない。
家族の世話をするころか、産まれた赤子ともども世話になる側になるんです。

労働力として使えないどころかむしろ人手を取ってしまうなら、いっそお里(実家)に帰って、働けるようになってから帰ってこい、ってことだったんですね。

なんか、今の感覚からすると衝撃の扱いですが。

 

現代において、それと同じ理由で里帰りしてる人って…。
おそらく、そうそういないですよね。

核家族化が進んで、産前産後の身体的にキツい時期に世話してほしくて、実家に甘えたいから自分の意志で帰るってのが主流なんじゃないでしょうか。

 

 

働く夫が忙しすぎる日本の現状のせい

実家に甘えるっていうと、親離れできてないマイナスな響きになりますが、女性が一方的に責められる話かというと、そうではありません。

夫が朝早く出勤して夜遅く帰ってくるのが当たり前だったり、男性の育児休暇や育児勤務が取りにくかったり、育児は母親がするものっていう風潮がまだまだ色濃い日本においては、産後の女性は、親に頼らざるを得ない部分があるのも事実です。

核家族化が進み、親と同居していない場合、家事の中心的な担い手は、妻になるケースが多いです。

妻が産前産後で身体の自由がきかない時期に、夫が仕事オンリーで全く家事ができないとなると、場合によっては生活そのものが立ち行かなくなることもあります。

そうなると、一時的に実家に頼ろうかという気持ちになるのも、無理はありませんよね。

 

 

里帰りしたくたってできない人もいっぱいいる!

とはいえ、同じような境遇にありながらも、里帰りできない人もたくさんいますよね。

旦那さんからのサポートがほとんどない状態で、1人で子育てをするのは本当に大変だと思います。

でも、無理なら仕方ないです。
そこはもう、気合いと事前準備とで何とかしましょう。
子どもは産まれてきたら母親を100%頼ってきますからね。

実家が頼れないから云々と、弱音を吐いてる暇はありません。
産後の弱った身体を回復させつつ、自力で生活をまわすんです。

 

そのために私が実際に取った方法などは、また別の機会にお伝えしますね。

 

 

 

里帰りしないことのメリット

 

里帰りしない場合、旦那さんと赤ちゃんと一緒に、これから家族として生活していく上でのメリットがたくさんあります。

 

 

自分たちの好きな育児方法を選択できる

各家庭には、家庭の数だけ「方針」があります。
生まれたての赤ちゃんに対しても、それは同じです。

例えば、赤ちゃんへの授乳についてもそうです。
とにかく母乳で育てたいとか。
人に預けることを考えて、ミルクにも慣れさせておきたいとか。

でも、里帰りしていると、どうしても外野の声が入ってきます。

母乳がもっと出るように、とにかく吸わせてがんばっているのに、「ちゃんとおっぱい出てるの?頻繁にあげてるのにすぐ泣くし…。足りてないなら、ミルク足した方がいいんじゃない?」とか言われたら、イラっとしちゃったり。

ミルクに慣れさそうとしてるのに、「赤ちゃんは母乳で育てた方が、賢い子になるっていうよ。
自分が楽したいからって、ミルクに頼るってのはどうなの?」とか言われたら、何かちょっと後ろめたさを感じてしまったり。

 

里帰りしなければ、そんな外野の声に煩わされることはありません。
昔の常識を基準にした育児法を押し付けられることもありません。

私は、本やネットで調べ、産院で見聞きし、友人知人たちから得た情報をもとに、自分たちが正しいと思うものだけを純粋に取り入れられました。

仮に思った結果が出なくても、自分たちで考えて決めたことなので納得できます。
そうやって、自分たちで考え、試行錯誤することで、親としても成長していくのかなと思います。

 

 

自分たちのペースで生活できる

生活のペースが違うって、しんどいです。

新生児のお世話は、昼夜問わず授乳とオムツ替えの繰り返しです。
朝起きて夜眠る生活ではありません。

ですが、実家で暮らす人々は日中活動し、夜間休みます。
昼間に自分は寝ていたくても、まわりの生活音で目が覚めますし、夜中に物音を立てるのにはやはり気を遣います。

実家だから気を遣わなくていい…とは思っていたほどならず、産後の疲れや寝不足の中イラっとしてしまう可能性は大です。

 

それに比べて、自分の家は自由です。

旦那さんとの折り合いさえつけば、昼間に寝ようが誰にも邪魔されません。
朝起きるのが遅かろうが夜中にごそごそしようが、誰にも迷惑かけません。

赤ちゃんのペースに合わせて自分も休憩できます。

寝不足が続くだけでもストレスはたまりますからね。
それ以上に余計なストレスは無いにこしたことはないです。

 

家族としての一体感が早々に生まれる

 

私は、里帰りしなかったことで、旦那さん、自分、子どもたちとの、家族としての団結力というか、一体感が早くから生まれたように思います。

しんどいこと、大変なことは、もちろんたくさんあります。
初めての育児ならなおさらです。
全て手探りで、心配ごとや悩みの連続です。

でもそのしんどい状況を一緒に乗り越えるたびに、夫婦としての精神的な結びつきがより一層強まったように思います。

 

生まれたてのちっちゃい命を育てながら、日々の大変さを経験し、大きな責任を感じ、愛おしいと思う気持ちを共有する。

そうすることで、私たちは一緒に生活していくんだ、子どもたちと一緒に成長していくんだ、という気持ちが芽生えました。

 

余計なギャップが一段階減る

出産直後の大変な時期に、家事や育児を実家の助けで乗り切ったとしても、子育ての大変な時期はそこで終わりません。

産後の身体は落ち着いてきても、赤ちゃんのお世話の大変さは変わりませんし、むしろ大変になる部分もあります。

そんなタイミングで自宅に戻ると、今まで助けてくれていた母の手はなく、急に自分たちだけで全てをこなさなくてはならないのです。

実家バージョンの子育てに慣れてしまうと、自宅バージョンの生活にまたイチから慣れるために、余計な時間と労力がかかります。

その点、里帰りしなければ、新しい生活パターンに慣れるための大変さは1回で済みます。

「今までと違ーう!」と感じるストレスは、どうせなら2回より1回の方が、いいですよね。

 

 

 

里帰りしないことのデメリット

 

上記のこと以外にもメリットはたくさんあり、私個人としてはおすすめしたい「里帰りしない」選択肢ですが、もちろんデメリットもあります。

 

家事分担には準備と適度なあきらめが必要

出産直後は「産褥期(さんじょくき)」といい、出産前の身体の状態に回復するまでに、6〜8週間程度かかるとされています。

確かに、出産で骨盤ががっつり開いて戻ってないのがわかるぐらい、下半身に力が入らないです。

体力もかなり消耗し筋力も落ちてるみたいで、妊娠中より身体は軽くなったはずなのに、ちょっと動くとすぐ疲れます。

そして昼夜ひっきりなしにやってくる授乳タイムとオムツ替えタイムとで、常に寝不足状態でヘロヘロになります。

そんな中、以前と同じように家の中をキープするのは、自力では不可能です。

 

まずは、今まで通りに快適に生活するのは無理、と諦める必要があります。

それができた上で、出産して退院するまでに、生きていく上で最低限必要な家事をチョイスしておきます。

そして、それを夫婦どちらがどのように受け持つのか決めておきます。
いざという時、頼れる相手や利用できるサービスはどんなものがあるのかも、可能な限り情報収集しておきます。

その上で、産後、里帰りしない子育てが始まったら、生活のクオリティにはこだわってはいけません。

赤ちゃんが順調に育っていれば、それでオッケー。
廊下にホコリがたまってたって、赤ちゃんのまわりさえキレイにしてればいいでしょ。

そのぐらいのゆるーい基準で生活しないと、身体も心もパンクしてしまいます。

 

産後の身体的な回復が遅れる場合もある

里帰りしないと、どんなに事前に準備・分担していても、動かざるを得ない場面がどうしてもあります。

なまじ安産で元気だったりすると、若干動きすぎてしまうことがあります。
(私は、まさにこのパターンでした…。)

その結果、産後の母体が回復が遅れ、何らかの産後トラブルが生じる可能性があります。

 

夫の協力が全くないなら厳しい

多少なりとも夫が仕事を休めるとか、勤務時間を調整できるならいいのですが、早朝に出勤して帰ってくるのは真夜中で、休日も育児に全く協力を得られないなら、正直里帰りしないでの育児は難しいです。

不可能ではないと思います。
何もトラブルのない状態なら、大変でも、工夫と準備をしっかりすれば、乗り切れます。

しかし、突然の体調不良や事故など、突発的なことが生じた時に、1人ではどうしようもないこともあります。

そんな時でさえも「仕事は休めないから」って主義の旦那さんなら、里帰りしないでいるのは本当に大変です。

まぁ、そんなタイプの相手なら、里帰りするしないに関わらず、一緒に子育てすること自体が大変かもしれませんが…。

 

実家の親に残念がられる

親が、嫁に行った娘が出産で里帰りしてくるのを、楽しみにしているケースがあります。

特に子ども好きや世話好きの母親の場合、久しぶりに赤ちゃんのお世話ができることに大変意欲を燃やしている場合もあります。

そういうタイプの親だと、里帰りしないで自分たちで頑張ると伝えると、その選択を応援する気持ちよりも、自分の希望が叶わなかったことへの失望感が勝ってしまいます。

その結果、母娘関係がギクシャクしてしまうかもしれません。

初孫の場合も、両親の楽しみにしてる度が高すぎて、里帰りしないことで自由に孫に会えないと、残念がられるケースもあります。

 

 

まとめ

 

里帰りをしないことには、次のようなメリット・デメリットがあります。

 

メリットは…

自分たちの好きな育児方法を選択できる
自分たちのペースで生活できる
家族としての一体感が早々に生まれる
余計なギャップが一段階減る

自由を手に入れることで、責任感と自立心が芽生え、親として、大人としての自信につながります。
そして、夫婦としての絆が深まります。

 

デメリットは…

■家事分担には準備と適度なあきらめが必要
産後の身体的な回復が遅れる場合もある
■夫の協力が全くないなら厳しい
■実家の親に残念がられる

夫婦の協力体制は不可欠で、身体に無理が生じることにも覚悟が必要です。

 

これらはあくまでも、私の経験談からの結論です。

偏った意見でも、里帰りせずに自力で産後の育児がんばろうとしている人たちの、何かしらの後押しになれたら嬉しいです。

 

 

ではではー。

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