寒くなってくると心配になることのひとつが、子どもの体調管理ですよね。
子どもって、すーぐ風邪ひきません?
ん?ウチだけ??
いや、公園で会う子どもたち軒並み鼻ズルズルやから、ウチだけではない…はず…!
我が家は自宅育児なので、保育園や幼稚園で風邪もらってきたー!とかは、ありません。
でも、ちょっと子どもが集まるところや人間の多いところに行くと、何かしらのウィルスをもらってきます。
で、鼻ずるずるしたり咳したり熱出したり…。
そんな時には小児科にお世話になるんですが、最近、かかりつけ医を変えました。
変えた理由は、「な〜んかイマイチ」だったから!
この感覚が、今から思えばすごく大事だったなと思います。
もっと早く変えておけばよかった…ごめん、子どもたち。
今回の記事は、
□ どういう基準で小児科を選んだらいいのかわからない…。
□ 素人だから専門的なことはわからないけど、なんかモヤる…。
という方に読んでいただき、こういう考え方や選び方もあるんだなーと思っていただければと思います。
私ももちろん医療に関して何の知識もないですし、小児科を何件も渡り歩いたわけではないです。
ただ、シロウトでもわかるレベルであまりにも「違う!」ってなったんで、これは言わずにはいられない!
この事案をシェアしておけば、私と同じモヤモヤ沼から抜け出せる親子が一組でも出てくるかもしれない…!というナゾの使命感と共にお届けしますよ。
かかりつけ医を変えたきっかけ
長男が生まれた直後、我が家の近くにA小児科医院ができました。
新しくてキレイだし、何より近いしで、子どもたちのかかりつけ医として通うようになったんです。
でも…。
なんか、心の底から頼り切れなかったんです、この医院。
人当たりもよく優しい雰囲気の先生なんですが…な〜んか頼りない。
処方された薬を飲ませても、あんまり効いてる感、ない。
で、結局もう一回行くか、耳鼻科に行き直すことがほぼ毎回。
質問してもバチっとした回答は得られず、当たり障りのない診断に「はぁ…」と返事し、そんなもんなのかなと無理矢理納得している自分がいました。
この「な〜んかイマイチ」感と、何度も受診することになる二度手間に、モヤモヤが大きくなってきた時のこと。
次男の咳がひどくてA小児科医院を受診し「風邪ですね〜最近多いですからね〜」と薬を処方されたものの、一向に治らなかったんで、ふと別のところに行ってみようと思い立ち、B小児科医院に行ってみることにしました。
我が家からそんなに遠くないけど、今まで「近い」の一本勝ちでA小児科医院を選んでいたので、他の医院に目がいってなくて選んでなかった、B小児科医院。
院としての歴史はそこそこあり、建物は古め。外部からの数名の医師が担当してるという情報はつかんだけど、あてになる口コミとかは見つかりませんでした。
でも思い切って行ってみると…。
今まで受診した感覚と、全っ然、違う!
行って診察を受けたら、もう一気に全体重かけて寄り掛かりたくなるぐらい、頼れる医師に出会えたんです。
そして、処方された薬を飲んで、次男の症状は無事快方に向かいました。
頼れる小児科医、大きく違うのはこの3つ
もちろん、次男が快方に向かうタイミングだったとか、処方された薬が運良く体質に合っていたとか、そういうラッキーもあったのかもしれません。
でも、次男の症状がよくなったから「この医師は頼れる!」って思ったわけじゃないんです。
一番大きなポイントは、診察の仕方でした。
記録にはない既往歴にも注目している
はじめての診察前に、問診票書きますよね。
今までかかった病気とか、アレルギーの有無とか、書くアレです。
そこに書くのって、わかりやすいやつだけじゃないですか?
病名がはっきりしてるやつとか、わかりやすく診断されたやつとか。
ウチの次男でいうと、予防接種が間に合わず水疱瘡にかかったんで、それは書いてました。
でも、B小児科医院の医師は、問診票の記録上にない、私の記憶からも何かわかることはないかと探してくれたんです。
医師「今まで、風邪って診断された時に『喘息の兆候がありますね』って言われたこと、あります?」

?いや、ないですけど…。
医師「ふ〜ん、そうですか。じゃあ、咳するときに音が聞こえます?ゴロゴロ…とか。」

ん〜…ない…と思いますけど…。
医師「そうですか、いや、ないならないでいいんですよ。」
みたいな感じで。(内容はちょっと違ったかもしれませんが)
今まで通っていた医院は、「いつから咳出てます?」「熱は?」みたいな感じで今の症状についてしか聞かれたことなかったんで、びっくりしました。
過去のことも含めてあらゆる角度から情報を集めて、初めて診た患者でも、自分で症状を伝えられない子どもでも、少しでも可能性を探って正しく症状を把握しようとしてくれてるのが伝わってきました。
診断を依頼した症状以外にも注意を払ってくれる
咳がひどいと受診した時でも、子どもの身体をじっくり観察する中で、皮膚が乾燥気味であることにも気づいてくれたB医院の医師。
医師「ちょっとカサカサしてますね。保湿とかどうですか?おうちでされてます?」

カサカサが気になる時は、お風呂上がりに市販の保湿剤を塗ってます。
医師「分量はどのぐらい塗ってますか?」

ん〜このぐらいを、手足と顔に…。
医師「おそらく、全然足りてないですね。このぐらいで大人の手のひら2枚分の面積しか塗れないんですよ。」

え!?そんだけ!?
医師「そうなんです。思ってる以上にたっぷり塗らないと保湿できないんですよ。保湿剤も出しておきますね。(大きな容器を見せながら)この量が、10日ぐらいで無くなったらちょうどいい量塗れてることになります。大変ですけどね、がんばってください。」
…とこのように、風邪の症状以外にも気になったところを見つけて、対応をヒアリング&提案してくれたんです!
しかも、ここでは割愛しましたけど、このカサカサを放置するとどうなるのかとか、今までどんなお薬を使ってたのかとか、もっと具体的な話もしてくれました。
これもA医院ではされたことのない、初めての経験でした。
今後の指示が具体的
丁寧な診察に目からウロコぼろぼろ落ちまくりでしたが、ラストにもまだ驚きが待っていました。
医師「(薬の詳しい説明の後)このお薬を飲んで、もし今晩も咳が出て寝られないようであれば、明日の朝すぐ来てください。」

今晩の様子次第…ということですか?
医師「そうですね。おそらく大丈夫だとは思いますが。」

わかりました。
医師「で、もし今日寝られるようなら、今回お出しするお薬を全部飲みきってください。症状がおさまったからと飲むのをやめず、全部飲みきってくださいね。飲みきって、それでもまだ咳が残るようなら、また来てください。お薬がなくなる頃に症状が出なければ、もう大丈夫です。」

薬は全部飲みきるんですね、ハイ、わかりました!様子みて、何かあればまた来ます。
医師「お大事に〜。」
前の病院では、「では咳止めのお薬と抗生剤出しときますね〜お大事に〜。」ぐらいのあっさりさだったので、いつどんな変化が見られればどう動くべきか、という具体的な指示が出されたことにびっくりしました。
と同時に、とてもありがたかったです。
子どもを再度病院に連れて行くべきか家で様子を見るべきかの判断って、難しいんですよね。
薬が効いてるのか効いてないか、見た目ではわかりにくかったり。
何か変だなとは思っても、薬の効果が出るのが遅いのかな、と違和感にフタしたり。
そんな家に帰ってからの不安やモヤモヤを予測して、事前に判断基準を教えてもらえたのは、とても助かりました。
かかりつけ医の選び方まとめ
今までただ「近いから」ってだけで選んでたんですが、思い切ってかかりつけ医を変えてみたことで、大切にした方がいい基準が見えた気がします。
まとめるとこの2点ですね。
■ 受診後、保護者が不安になったり迷ったりしないよう、判断基準と情報を与えてくれるかどうか。
何を良しとするかは個人の好みや感覚によりますけど、私はググればわかる情報しかくれなかったり、素人でも見たらわかるような判断で終わったり、対応がワンパターンなのが伝わってくる場合はちょっと気をつけた方がいいんじゃないかなぁと思います。
体調不良の我が子を連れていくことを考えたら、近いに越したことはないですけどね。
都会なら選択肢も多いのかなぁ。
うちは田舎なので、めちゃ限られています。その限られた中でいいところが見つかったので、ラッキーでした。
ネット上の口コミやママ友情報もきっかけとしてはいいかもしれませんが、あくまでも参考程度にした方がいいですよー。
山ほど口コミがあるならいいですが、数件程度の口コミなら「そう感じる人もいるんだな」ぐらいで。
実際に自分の目でみて、話してみて、親として子どもを安心して託せるかどうか見極めるのって大事だと思います。
なんか変、なんか不安、なんか治りがイマイチ、そう感じるなら、その感覚は正しいハズ。
お医者さんはもちろん専門家ですが解釈や経験は人によって違いますから、1人の言うことを何でも鵜呑みにせずに、選択の余地があるなら他もあたってみて下さいね!
ではではー。
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