幼稚園や保育園の秋の行事で、芋掘りするとこって多いですよね。
子どもは楽しいけど、親は洗濯物大変だし持ち帰った芋をどう消費していくかに頭を悩ますというので有名な、あの芋掘りね。
私自身、今までの人生において最初で最後の芋掘りは、保育園時代の「いもほり遠足」でした。
しかーし!
自宅育児をしていると、こういう非日常な体験は意識的に取りに行かないとできません!
なので、我が家の子どもたちにも、スーパーで整然と並んでいるのとは違う畑で育ったそのままの姿の作物を見て、砂場の砂とは違う畑の土に触れて、という体験をさせてあげたくて、滋賀県竜王町にある道の駅・アグリパーク竜王にて芋掘り体験に行ってきました。
アグリパーク竜王・芋掘りへの道
紆余曲折ありつつ、やっと実現した芋掘り当日!
文句なしの秋晴れで、ちょっと暑いぐらいでした。
日向は暑いけど、畑で作業するので長袖・長ズボンは必須!
まだ衣替えが完了してないタンスの奥から秋服を引っ張り出し、いざ出陣☆
まずは事務所で受付
アグリパーク竜王は無料の駐車場が80台分ぐらいあります。
私たちが行ったのは平日だったからかガラガラでしたけど、週末やイベントがある時は混むんだろうな〜。
車をとめたら、まずは味覚狩りの受付場所を探しました。
受付は「竜王町農村環境改善センター」という建物の中です。入り口はいってすぐ左手にありました。
出典:http://michiguru.com/
ここで申し込み&お支払いをするんですが、芋掘りはその時点でどの品種を掘るのか選べました。
私たちが行った時は、鳴門金時5株1,200円でした。
甘くてねっとり系で有名な安納芋などの品種だと、3株で1,200円とのこと。
有名どころの芋も気になりますが…今回の目的は、芋を「掘る」こと!
なので、たくさん掘れるように5株のを選びました。

私たちにとってこの選択は正解でした!
3株ぐらいでコツがつかめてきて、5株掘ると「掘った!」って満足感が得られたんで☆
農園に移動
受付で地図をもらい、「ここに行ってください」と案内された農園さんまで、自力で行きます。

どの農園さんも、アグリパーク竜王からすぐのところでしたよ。
私たちは車移動だったんで、5分とかからず到着できる場所でした。
すぐとはいえ、歩きは…子連れにはちとキビシイかな〜。
お天気が良かったら、お散歩がてら歩いてみたい気持ちもありますが、帰りは重たいお芋も持ってることになるし…。

車移動が無難やな。
説明を聞いて芋掘り開始!
指定された農園さんに着くと、アグリパーク竜王から連絡を受けて待機してくださってた農園主さんの姿が。
クワやスコップ、軍手、持ち帰り用の袋など、必要なものは全部用意してくださってました。基本、手ぶらで大丈夫です。
子供用のちっちゃい軍手もちゃんとありましたよー。
4歳まーくんにはちょうどいいサイズでした。2歳たっくんには大きかったですが、無理矢理はめました。ズレて指どっかいきますけど、安全のために一応、ね。畑で素手は危険ですから。
秋とはいえ日差しが強かったんで、念のため帽子やタオル、水分補給用のお茶とかは畑まで持参しました。
芋掘りを楽しみにしてたまーくんは、気合い満々です。
畑で芋の掘り方や注意点を聞いて、芋掘りスタート☆

たまにムカデも出るらしいんで、サンダルはやめた方がいいですよ〜。

暑くても靴履いて行きや〜。
芋掘りは思った以上に重労働!
ちょちょいと掘ってぐってひっぱったらスポン!みたいな感じで、あっという間に終わっちゃったらどうしよう…と心配してたんですが、そんな悩みは無駄でしかありませんでした。
思った以上に、抜 け な い!んだな、コレが。
「うんとこしょ♪ どっこいしょ♪ まだまだ芋は ぬけません〜♪」
と、子どもたちの気分を盛り上げるため、絵本『おおきなかぶ』の有名な一節を何度繰り返したことか…。
で、芋掘りって、ツルを引っ張ったらずるずる〜っていくつかの小振りな芋が連なって出てくるイメージだったんですけど、全然違うんですね!
一株あたり1〜3個程度で、1個がかなりでかい!
そして、引っ張ったぐらいじゃ全く動かない!
半分ぐらい姿が見えててもびくともしない!
ほぼ全部の姿が見えるぐらいまで掘っても、まだ根っこがつながってて抜けない!
今回体験した品種が、そうだったのかなぁ?
比較対象が30年以上前の記憶なんで、何とも言えませんが…。
思ってた以上に重労働で、結局トータルで小一時間ぐらいかかりましたよ。
4歳は一生懸命ほりほり
やる気満々の4歳まーくんは、「ぜんぶオレが掘ってやるぜー!」ぐらいの勢いで地中のサツマイモたちと戦ってました。
芋を傷つけないように、まわりをスコップで掘って、芋の近くは手で優しく…とかの複雑な指示もちゃんと理解できるようになったんだなと、内心その成長に涙している私たち。
とはいえ1人では到底掘れないので、親がサポートし、ほとんど土をどけた状態で最後の引っこ抜く一番オイシイところは彼が全部やってのけました。
一生懸命掘った大きい芋を引っこ抜いた時の達成感に満ちた顔といったらもう…!

いい経験できたね☆
ほとんど休憩もせずに5株全部掘ってたんで、「手が痛い…っ!膝も…っ!」と、終わってからは普段感じることのない痛みと戦ってました。

これもいい経験やな。
2歳はあっちこっち自由にうろうろ
何でもお兄ちゃんと同じようにしたい2歳たっくんも、最初はお兄ちゃんのマネして芋を掘ろうとしてました。
が、スコップでがんがん芋を傷つけるわ、大人のクワをさわりたがるわ、出てきたよくわからん虫にいきなり触ろうとするわで、危なっかしいったりゃありゃしない。
そのうち飽きて、畑の中をうろうろお散歩。土のかたまりを潰したり、落ちてた芋のつるを拾ったり、関係ないとこ掘ってみたりと自由に過ごしておられました。

2歳には、まだ芋掘りは難しかったかな〜。
親は中腰&安全確保でヘトヘト
一方、運動不足で身体がなまりまくってる大人たちは、慣れない姿勢での力仕事と、子どもたちの芋掘りのサポートと、ケガやら転倒やら虫やらに警戒しながらの作業で、終わった頃にはもうヘトヘトでした…。
でも、なんかちょっと心地よい疲労感☆
一生懸命挑戦する顔や、達成感でキラキラする顔、普段と違う発見にわくわくしてる顔など、子どもたちのいろんな顔を見れましたからね。
親としても、いい経験をさせてあげられたのかな〜という満足感をもらいました♪

あと筋肉痛もな…。
実際にやってみた率直な感想
素直に、これは毎年の恒例行事にしたいと思いました!
できれば、2人がもうちょっと大きくなったら、出来上がったものを採るだけじゃなくて、育てるところも体験させてあげたいです。
そうやって、土から作物が育つことのすばらしだと世話する大変さも知ってほしい。
とはいえ小さいうちは、作物を採るという非日常体験だけでもすごく刺激になるんですね。
帰ってから、お絵描きにはサツマイモが登場するし、「採ったお芋でお菓子が作りたい!」とか「お料理してみたい!」と興味の幅が広がっていってます。
芋掘りだけじゃなく、イチゴ狩りとか梨狩りとか稲刈りとか、いろんな味覚狩りを体験させてあげたいなぁ。
小さい子どもたちにとって、味覚狩りは単なる娯楽ではなく、食育の一環としても得るものが大きいですしね。好奇心が刺激されて、興味関心の広がりも見られるし。
芋掘りは、保育園や幼稚園で体験できる人は多いかと思いますが、家族で改めて行ってみるのもいいと思います!
直近で経験した子どもさんは、きっと得意気にやり方を教えてくれるでしょうし、達成感でキラキラした子どもの顔を見れるのって、親としてもすごく嬉しくなります。
秋のおでかけの選択肢として、おすすめですよ♪
ではではー。
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