こんにちは、あらたま(ara_ta_ma)です。
以前から悩んでいたことのひとつが、長男まーくん(4)が「嘘をつく」問題。
この悩みに関しては、前にも書いてました。

これによると、ちょうど4歳になった頃から目立つようになってきたみたいです。
あれから約一年。
■「人にやったことは自分にかえってくる説」で説明
→嘘をつくこととの関連を感じてもらえず効果なし。
■嘘をつかなくていい環境をつくろうと決意
→そんな出来た人間ではないので相変わらず感情的に怒ったりしちゃってます…。
と、当時考えていた方法ではだめだと、この一年試行錯誤が続きました。
その過程で、なんだか少し、手応えを感じはじめたんです…!

子どもが成長してくれたからなのかもしれませんが。
私と同じように、子どもの嘘への対処法を探してネットの世界を彷徨う人は少なくないはず。
そして結局、育児書にありがちな結論に導かれて脱力してる私のような人も…いるはず!
ということで、そんな親御さんの収集データのひとつになれるよう、ちょっと我が子の心に伝わったっぽい方法をここに置いていきますね。
4歳がつく嘘はそこまで悪質ではないけれど…
4歳ぐらいにもなると、言葉も達者だし頭も回るし、大人顔負けの議論をぶちこんでくる子もいますよね。
いろんな知恵がついてきたからこそ、嘘をつけるようになってきたのかもしれません。
でも、よほどのことがない限り、4歳がつく嘘はすぐ見抜けますし、内容も大人からすれば大したこと無いのがほとんどです。
今回も、うちのまーくんが嘘をついて、「これは…ぜひ書かねば!」と思ってこの記事を書き始めたものの、どんな嘘だったかはどんなに思い出そうとしても思い出せないんです。

ポンコツか!
まぁ、それぐらい内容としては他愛も無いものだったんだと思います。
かといって、嘘をつく我が子をスルーできるかというと、そういうわけにはいきません!

それで大人を騙せると思うなよ!?
と大人げなくムキになってしまったり、

放っておいたらとんでもない嘘つきになるんじゃ…。
と心配になったり。
親の頭の中は忙しいですねー。
嘘をつくことを「是」とするか「非」とするか問題
子どもには嘘をつかずに何でも正直に言ってほしい…。
でも人間は嘘をつく生き物だってことは自分自身でよくわかってる…。
なーんてジレンマをかかえつつ。
子どもが嘘をつく場面に出くわした時、基本姿勢をどうするか決めておくのって、子どもからの信頼を得るためには結構大事だと思うんです。
我が家は「是」とする方針
嘘をつくこと自体を「よし」とするか「だめ」とするかは、どっちが正解とかはわかりません。
正しい正しくないは別として、我が家では「よし」としています。

え?嘘をついてもいいって教えてるの?
そうですね、平たく言えば、そうなっちゃいます。
ただし条件つきですよ
嘘をつくことを否定しないとはいえ、どんどん嘘をついていいよー!って推奨してるわけではないですよ、もちろん。
あくまでも、人間の特性と、社会のリアルな姿を考えた上での選択です。
ただし、「相手をおとしめるためだけの嘘」や「自分の成長につながらない嘘」は、NGです。
そんな嘘ついた時は、鬼の形相で叱ります。
我が家の方針として、大人も子どもも「成長すること」が大きな軸なので、自分が手を抜きたい、楽したいだけの嘘は、即・逮捕です!
肝心の、子どもの反応は?
この説明しがたい基準を伝えた時に子どもがどんな反応をしたかといいますと。
正直、伝わってるのか伝わってないのか五分五分ってところです。
私が言って一番子どもから反応があったのは、「嘘にはいい嘘と悪い嘘がある」と言った時でした。
まーくんは、やはり嘘をつくことはよくないことと頭ではわかっていたようで、「いい嘘」というワードに反応しました。
「え?いい嘘なんてあるん?」と。

そう。嘘にもいろんな種類があるねん。
人は自分や自分の大切な人を守るために嘘をつくことがあるねん。そういうのはついてもいい嘘。必要な嘘。

でも、ただ自分がめんどくさくて手を抜きたいだけとか、相手を傷つけて自分が優位に立った気分になるための嘘は、ついたらあかん嘘やで。
そういう嘘は、まーくんの成長につながらへんからな。
こう伝えると、4歳なりに何か感じるものがあったのかもしれません。
「ふ〜ん、そうなんやー。」と、ちょっとうつむきながら何か考えているようでした。
言いたいことが100%伝わったとは全く思いませんが、少しでも彼の頭に残り心に響くものがあったなら、十分です。
これからもめげずに繰り返し伝えていきます。
目的は子ども自身に判断基準を持ってもらうこと
たとえ4歳の子どもには難しい内容だったとしても、今のうちから口酸っぱくして言い続けているには理由があります。
嘘をついてからの対処療法ではキリがない!
これはうちの子だけではないと信じたいんですが、子どもって、叱ろうが諭そうが時間かけて説明しようが感情的に怒ろうが、同じこと何度でもしちゃいません?
5分前にダメだと伝えたことを、さらっと繰り返してやっちゃったりとか。
毎日同じこと言ってるし、一日に何回も同じこと言ってる気がします。
嘘ついちゃうのも同じで、何度でも同じパターンでやっちゃいます。
その都度、嘘をついたことを指摘したって、意味がないんです。
子ども自身が心から「これはダメだ」と思わない限り、行動は変わりません。
子どもが大きくなってからが本番
子どもが小さいうち、親の目が行き届くうちは、まだいいんです。
でも、問題は子どもが大きくなってからです。
子ども自身の活動範囲が広がり、親の知らないところで人間関係を築いていきます。
そうなると、いちいち「それはいい嘘だ」「それはついてはいけない嘘だ」なんてジャッジできませんもんね。
ずーっと監視してるわけにもいきませんし。
また、子どもの嘘ならまだかわいいもんですが、大人になってからつく嘘は、まわりの人にとんでもない迷惑をかけたり、本人が大きなトラブルに巻き込まれたりするきっかけになるかもしれません。
そうならないためには、子ども自身が自分の頭で善悪の判断をする基準が必要になると思うんです。
自分自身の中に明確な基準があって、それと照らし合わせながら自分の言動をコントロールできるようになる。
それによって、社会に適合しながら自己を確立していくことにもつながるんじゃないかなーと考えてます。
まとめ
我が家の場合は「成長できるかどうか」「人に迷惑をかけない」を基準に、嘘のオッケーラインがどこなのかを決めています。
でもこれはあくまでも我が家の基準による伝え方です。
各家庭の子育て方針によって、子どもに何て言うかは変わってきますね。
ご家庭の方針とズレてなければ説得力が出るし、子ども自身の判断基準がきちんとできていきます。
反対にぶれると、子どもは大きくなればいずれ気づくし、気づかれた時に親への信用は一気に揺らぐと思います。
判断基準が自分の中にないと、将来悩み困ることになるのは子ども自身ですからね。
親としては、そうならないように全力でサポートしたいもんです。
もし子どもさんの嘘で悩んでる人は、「嘘は成長の証だからと受け止める」とか「嘘をついてしまう環境をなくす」とか以前に、子どもに判断基準を正しく伝えられてるかどうか、一度振り返ってみてはどうでしょうか。
ではではー。
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